2017年11月13日月曜日

センター試験対策(古典)

こんにちは。
河合塾マナビス岐阜駅前校の平島です。

今回は、センター試験対策(古典)ということで、古文・漢文に対する対策についてお話していこうと思います。

まずは、古文についてです。
古文はひらがなと漢字で書かれているので、スラスラと読めてしまいますが、知識を使って読むということが必要です。
でも、古文を理解するためには、なんとなくではなく、単語の意味や文法事項から正しい解釈をすることが大切です。

古文の問題を解く上でまずしてほしいことは、
語句・文法の知識から選択肢を絞るということです。
問題の中には、傍線部を読んだだけで、語句・文法から正解を導き出せるものもあります。
正解まで導くことができないにしても、これは違うという間違った選択肢をいくつか除外することはできます。
なので、まずは、傍線部から間違った選択肢を除外してください。

次に、傍線部の前後を読みます。特に前の部分で判断できることが多いです。
話題を確認して、選択肢の間違った部分を見つける。
そして、例えば尊敬の対象があっているかなどを確認して、正解を導き出す。ということをしていくことが大切です。

和歌の問題も同様に、語句と文法の知識が重要です。
センター試験での和歌は複数の和歌に傍線が引かれていることが多いです。
その全ての和歌を正確に理解することは難しいです。
ですが、問題を解くにあたっては、全ての和歌を正確に理解する必要はありません
一つ一つの単語・文法事項から間違った選択肢を除外し、それでも絞りきれないときに文脈から判断して、正しい選択肢を導き出しましょう。

つまり、古文では、語句・文法の知識が非常に重要となります。
その語句・文法の知識を使いながら本文を読みます。知識を使いながら読むのです。これはなかなか簡単にできるようにはならないので、訓練する必要があります。繰り返しになりますが、知識を使いながら読むのです。

続きましては、漢文です。
漢文も古文同様に語句・文法事項が非常に重要です。

センター試験の漢文は一般的な大学入試で出題される漢文と比べましても、200字程度となっており、分量は多めです。それを現代文・古文・漢文全てで80分と非常に短い時間内で解ききらないといけないので、まずは、時間との戦いがあります。
文章としましては、随筆が出題されております。
随筆にはテーマがありますので、書き手の考え、結論を読み取ることが必要です。
漢文の問題では、なかなかこの文法事項を知っているからこの選択肢が正解だ。という問題が少ないです。
文脈や内容の理解が必要です。
つまり、一つ一つの語句や文法事項の知識が必須となりますが、それだけでは解けない問題が多いということです。
50点満点で、8~9問しかありませんので、一つ一つの配点も高いです。
語句・文法の知識を蓄えつつ、実践力の養成を図るということが大切です。


センター試験対策(古典)は、まずは、語句や文法事項の知識を蓄えることが非常に重要だということが言えます。
とことん知識を積み重ねて、その先の達成を勝ち取りましょう!


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平島直哉