2017年11月2日木曜日

センター試験対策(現代文)

こんにちは!
河合塾マナビス岐阜駅前校の平島直哉と申します。
今回はセンター試験対策(現代文)ということで、過去のセンター試験の振り返りと特徴、対策についてお話させていただきます。

ご存知の方もいるとは思いますが、
センター試験では、国語(現代文・古文・漢文)80分200点満点のテストとなります。

大問1:現代文(評論)
大問2:現代文(小説)
大問3:古文
大問4:漢文

と、なっております。配点は大問1つにつきそれぞれ50点満点です。
それぞれの問題の難易度としてはそこまで高くないものが多いですが、時間内に解ききるということが非常に難しいということが、特徴として挙げられます。
また、問題数自体は少ないため、1問当たりの配点は高いです。

一説として、信憑性はそれほどないとも考えられますが、現代文の傾向は2年ごとに変わるという説もあります。
2015年度(ネット社会について)、2016年度(キャラとはについて)と受験生にとってより身近に感じられる、読みやすい文章が続きましたが、2017年度では「科学」という受験生の実生活にとってあまり身近ではない、さらに、高校の教科書などでも取り上げられにくいような文章が出ました。さらに、結局何が言いたいのということが読み取りづらく、また設問の文章も分かりづらい文章となっていました。
その結果、読み込めば、難しいということはないのですが、時間がかかるということにつながってしまうという傾向がありました。
小説に関しましても、同様に、この答えはこの部分のこの表現からこう考えられるという箇所を見つけることが、直感的にはどこに正解の根拠となる文章があるかを考えづらいものとなっておりました。つまり、より細かく文章を読むことが求められた訳です。
そして、手間時間がかかってしまう

2年ごとに傾向が変わる説から考えると、この傾向、受験生にとって読みづらく、手間と時間がかかるような文章が、2018年度入試でも出題されるかもしれない。ということになります。

また、センターの特徴としまして、全ての問題がマーク式での回答となります。
つまり答えが1つということです。
学校の授業では、生徒が意見や感想を出し合い、それぞれの読み方や価値観などを共有するものとなっていることが多いのではないでしょうか。
読んだ感想なんて人それぞれであることを踏まえますと、センター試験というものはスタンダードではないともとれます。
センター試験では、より正確な読みの力というものが求められています。
なので、学校の授業というものを否定するつもりはございませんが、センター試験というものが、正誤をはっきりとわけてしまうという性質がある分、授業で求められる力とズレがある場合があります。

センター試験にはセンター試験特有の対策が必要になるということです。
では、対策とは、何をすれば良いのか。ということですが、直感で決めないということが最も大切なこととなります。
その選択肢がなぜ正解で他がなぜ違うのかを、本文に立ち戻り、こういう記述があるからと説明することができるようになることが大切です。

また、河合塾マナビスの講座には、現代文のセンター試験対策向けのものもございます。
現代文に不安を抱えるみなさん、ぜひお気軽に校舎までご連絡ください。


次回の私(平島)の配信では、古文・漢文についてお話できればと考えております。


最後までお読みいただきありがとうございました。

河合塾マナビス岐阜駅前校
TEL  058-215-5806
FAX  058-215-5807

平島 直哉